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「修理」か「再生産」か インクカートリッジで法廷論争



asahi.com 2005年11月03日23時00分



 使用済みの製品をリサイクルして売ると、特許権侵害になるのか――。プリンターのインクカートリッジをめぐり、キヤノンとリサイクル品販売業者「リサイクル・アシスト」社の争いについて4日、知的財産(知財)高裁で双方の言い分を聴く弁論が開かれる。一審はキヤノン側が敗訴したが、業界への影響は大きく、関係者が注目している。


 東京・銀座の事務用品販売店。インクカートリッジが並ぶ。


 キヤノンの純正品と、リサイクル・アシスト社の商品は、隣り合って置かれていた。どちらも赤を強調した包装。リ社の商品には「キヤノン用」「リサイクル」との表示がある。純正品は900円台前半、リサイクル品は200円近く安い。「性能に大差はないが、信頼度の問題か、純正品の方が売れ行きがいい」と男性店員。


 キヤノン広報部によると、市場でのシェアは純正品が9割を超え、リ社を含めたリサイクル商品は数%だという。





 関係者によると、いったん使われた製品は量販店などが回収。一部はキヤノンに戻し、一部は国内や中国のリサイクル業者に1個数十円で売る。業者は工場でカートリッジの中を水道水などで洗浄。分解はせず、カートリッジに開いた穴からインクを注入、密閉する。


 リ社はこれらの業者からリサイクル品を仕入れ、安く売っている。


 最大の争点は、リサイクルは「修理」なのか「再生産」なのか、だ。


 「『修理』の範囲を明らかに超えている。カートリッジの尽きた寿命を違法に延ばして不当に利益を得ており、『再生産』にあたる」と主張するのは、キヤノン側の桜庭信之弁護士だ。


 これに対し、リ社側の上山浩弁護士は「インクの再注入は、目覚まし時計の電池を入れ替えるようなもの」とたとえ、「カートリッジの本質的な構造にほとんど手を加えておらず、『修理』にあたる」と反論する。


 一審・東京地裁は04年、「新たな生産とは認められない」としてキヤノン側を敗訴させた。


 カートリッジなどの消耗品は一般的に割高な価格設定と言われる。プリンター本体の価格を安くし、使用機種が限られる消耗品で利益を稼ぐ構図だ。キヤノンが勝てば、こうした価格戦略にお墨付きを与える形になる一方、安い製品を求めるユーザーの選択肢が奪われると懸念する声もある。





 元東京高裁部総括判事で知的財産訴訟に詳しい竹田稔弁護士は「ユーザーにとっては、修理品を買うという意識と、新製品だという意識のどちらが強いだろうか。商品が社会でどのように受け止められているかも判断の重要な要素だ」と指摘。「似たケースの指針になる判断基準と理由が判決で示されることを期待する」と話している。





| 民事 | 09:35 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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